聞かせてよ愛の言葉を~美海ゆみ子の日記

映画大好きの最近の日記

映画「ガンジー」

2017年4月27日

 

この頃、世界情勢がきな臭いと思っているのは私だけじゃないでしょ。みんな何か怖い

 

事が起こりそうって感じてるでしょ。ニュースが気になりますよね。

 

ただね、宗教や人種の違いで紛争が起きるのは私達日本人には、なかなか理解できない

 

事ですよね。理屈でなく感情なのかしらとも想像するのですが、、、、

 

今日、随分前に録画しておいた「ガンジー」を、ようやく見る時間が取れました。

 

古い映画ですが、当時見逃していたのです。

 

ベン・キングスレーがアカデミー主演男優賞を取った大作です。

 

ガンジーの非暴力主義を貫いた生き方と思想は想像通り素晴らしいものでした。

 

テロ対策を理由に武力行使したり、共謀罪というような法律で、自由と人権を殺そう

 

としている人達が台頭してきている今こそ、ガンジーからもう一度学ぶべきだ!

 

でも悲しいことに、ガンジーは権力側からどんなに弾圧されても諦めなかった不屈の

 

精神を持っていたにもかかわらず最後には挫折感を味わい、しかも暗殺されるのです。

 

その挫折感を味わせたのも暗殺を決行したのも、権力側ではなく民衆側の宗教対立に

 

よるものでした。私達が学ばねばいけないことは、ここにあるのでないかと思います。

 

政治家でもなく権力もない私達が出来ることは、きっとよく見ることなのだと思うの

 

です。よく見てよく選ぶこと、当面それしか手はないのではないでしょうか。

 

 

 

 

久しぶりに単純に泣けた映画「ラ・ラ・ランド」

2017年4月18日

 

母が穏やかにホームで過ごしてくれているお陰で、映画館に行けるようになった私。

 

本当にその時間を享受しています。今回は「ラ・ラ・ランド」

 

これは、アカデミー賞では監督賞、主演女優賞、音楽賞とご機嫌だったけど、授賞式

 

で作品賞と間違って発表されて話題になったってやつね。

 

ミュージカルは滅多に感動しない私なのだけれど~だってほら唐突に歌いだしたり踊り

 

だしたりして、ちょっと滑稽でしょ。昔のフレッド・アステアのなんかだったら最初か

 

らそれを見る為だからいいんだけどね~

 

だけど、このラ・ラ・ランドは女優を目指す女性とジャズの店を開くのが夢のピアニス

 

トが主人公だからミュージカルで成立するお話よね。

 

で、監督自身が書き下ろしの脚本だそうで、キャスティングの都合で、当初もっと若か

 

った主人公二人の年齢を挫折を味わった年齢に引き上げて書き直したんだって。

 

これがまた良かったんじゃないかな。

 

映画好きの私にはたまらない古い映画へのオマージュが数々のシーンに感じられて、

 

映画的世界にどっぷり浸らせて貰った。

 

これは私達のお話だと誰にも思わせてくれる。真正の映画というものだと思うのです。

 

この数年のアカデミー賞は、アメリカの病巣を描いた映画が多過ぎて私達には難し過

 

ぎると感じていたから、今回は単純に泣けて、そして嬉しくなってしまいました。

 

それにしても、映画館に行けるようになった喜びは大きいのね。きっと当分の間は何

 

を見ても良かったと思っちゃうんじゃないかな。幸せな事です。

 

 

 

 

 

 

「この世界の片隅に」「ムーンライト」見ました。

2017年4月 5日

 

母の介護が始まってから7年。映画館に行くことはままならず映画館が恋しかった~。

 

一昨日、念願の映画鑑賞。まずは「この世界の片隅に」渋谷ユーロスペースへ。

 

アニメの強みを生かしたしみじみと良い映画だった。主人公が絵を描くことが好きとい

 

う設定なので絵がとても良い。広島の美しい町並みを緻密に描いて、何も無くなった原

 

爆後をより際立たせる。地味な地味な主人公が戦争に巻き込まれ生活が一変するのに、

 

それは日常の地続きであることが思えば怖い。最初の頃出て来る座敷わらしが面白い。

 

人さらいの妖怪と戦争で片腕を失う主人公は水木しげるさんを意識させられる。

 

こんな地味な映画が多くの支持を受けて誕生し、評価されて長期上映されているなんて

 

嬉しい事だ。

 

地味といえば、夜遅く新宿へ見に行った「ムーンライト」もえらく地味だった。

 

アカデミー賞作品賞で、こんな弱々しい主人公が嘗ていただろうか。この映画は見るも

 

のの心が問われる。「なんだ、この女々しい男は」と苦々しく思う人もいるだろう。

 

「差別を受けがちな弱い立場の人間でも誰でも愛を求める心は同じなんだ」と共感する

 

人もいるだろう。この映画は、いじめにあったことがある人、いじめをした事がある人

 

には必見だ。

 

脇役だけど重要な役で、ブルーと呼ばれるファンの男優がとても魅力的だ。

 

主人公の母親役の女優の演技も素晴らしい。

 

ともあれ、7年ぶりに映画を見に行く時間が出来た喜びを噛み締めている。

 

あのトランプじゃありません。素敵なトランプです。

2017年3月20日

 

 先週木曜日夜に、涙を堪えながら東京に戻りました。

 

金曜日はシャンソングループ「マロニエ」のレッスンです。皆さん3月末のおさらい

 

会に向けて練習に余念がありません。私もついつい熱が入ります。

 

花粉症のひどい声でも今日はみなさんが歌う日なので大丈夫でした。

 

この日はちょっとしたサプライズが!

 

アフターでお茶した時に、常々私が映画好きなのをご存知の会員の方から、素敵な

 

プレゼントを頂きました。見て下さい。古いハリウッド映画スターのトランプです。

 

オーストリア製と書いてありました。箱の写真はジーン・ハーロー。札の背の絵は

 

マリリン・モンロー、マーロン・ブランド、ハンフリー・ボガード、グレタ・ガルボ。

 

それもみんな若い頃の写真ですね。

 

絵札はそれぞれたくさんのスター達です。ね、凄いおしゃれでしょ。

 

映画スタートランプ1.jpg

 

映画スタートランプ2.jpg

 

たくさんの有名スター達がいる中で、ジョーカーの二人はわからなかったのよ。

 

一人は怪奇俳優さん   Lon Chaney オペラの怪人の初代役者さんらしい。

 

もう一人は    Groucho Marx かの有名な喜劇役者マルクス兄弟の三男だった。

 

こんなトランプが手に入って楽しく嬉しく、常に心の片隅にあって気にかかる母の事

 

から少しでも離れる時間が出来て感謝しました。

 

さて、重症花粉症に悩まされながら、土日の東京での休暇が終わり、今からまた

 

網代に向かいます。母は元気にしてるでしょうか。

 

 

 

 

今こそリンカーン

2017年2月 6日

 

あれから、毎日毎日母の介護に明け暮れています。まだ咳が出るので、他の人にイン

 

フルエンザをうつしたらいけないので、デイサービスに行かせる事は出来ません。

 

三度三度ご飯を食べさせて薬を飲ませる。合間に果物や水分を取らせ、部屋の暖房と

 

湿度の調整に気を使い、少しはおしゃべりも聞いてあげて、炊事洗濯掃除が終われば

 

自由時間。読書はたくさん出来ました。でもこの頃はアメリカのニュースと日本政府

 

の対応が気になって結構テレビを見る時間が増えちゃっています。

 

根本的に宗教や民族の問題がわからないから、なんでこんな理不尽な大統領が登場し

 

たかも理解できないし、安倍さんのニコニコ顔も理解できない。

 

そこで、ムービーチャンネルで映画を見てみました。「キングダム・オブ・ヘブン」

 

これは聖地エルサレムを巡ってキリスト教徒とイスラム教徒の壮絶な戦いを描いたも

 

の。でもこのストーリーの中に宗教が違う人々が共存していく平和な理想郷のエルサ

 

レムを願い努力する王も出てきます。その願いは中途で叶わぬまま彼は次の世代に成

 

し遂げてほしいと語り死んでいきます。エルサレムはキリストがはりつけになった丘

 

がある聖地とは知っていましたが、この映画で実は水が確保できる民にとって大切な

 

拠点なんだと気付かされました。いくら聖地だからといって、キリスト教徒がわざわ

 

ざヨーロッパから十字軍をくり出して、その地に住む人々を圧殺して良いものか?

 

そこでイエス・キリストの生涯を描いた「サン・オブ・ゴッド」を見てみました。

 

イエスは革命家でした。圧政に苦しむ民に数々の心の自由と善を説いて支持されま

 

す。若いイエスは逞しく活動的です。物事を深く洞察する目と思慮があります。

 

しかし捉えられ拷問され鞭打たれ茨の冠を付けられはりつけにされた時には、痩せこ

 

け疲れ果て傷だらけで見るかげもありません。その死はイエス自らが選んだのか?

 

「リンカーン」これは、割に新しくて、スピルバーグ監督作品。

 

奴隷解放宣言の後も開放された奴隷は僅かなもので未だ奴隷制度の残る州もあり、

 

南北戦争終結の後には修正できない危険のある条項を修正して、真に奴隷制度廃止

 

にするべく苦闘する下院採決までの4ケ月間のリンカーンを描いています。

 

買収にも近い駆け引きやロビイストの暗躍や、あらゆる障害と格闘し打ち勝とうする

 

その凄まじいばかりの信念に圧倒されました。人は生まれたときにはみな同じだとい

 

う彼のいう「自明の理」を貫き通し、その実現のためには何をも犠牲に出来る強い男

 

も、成し遂げたときには、その大きな堂々たる体躯もまるでしぼんで老人のようにな

 

ってしまいました。程なく撃たれて亡くなるのですが、もしや彼も死を覚悟していた?

 

この前、トランプ大統領が就任式に手を置いた2冊の聖書の一つはリンカーンの聖書

 

でした。トランプさん、リンカーンの聖書に誓ったんですよね?ねぇ、トランプさん、

 

貴方は人をよく嘘つきというけれど、天に唾する者とは貴方のことじゃありませんか!

 

 

 

 

 

 

3月のライオン

2017年1月21日

 

私の父もそうだったが、連れ合いはアニメとか漫画劇画には頭から拒否反応を示すのよ。

 

私はみんな好き。特にアニメは「ムーミン谷のムーミン」「赤毛のアン」「アルプスの

 

少女ハイジ」なんか何回見てもまた見ちゃう。

 

去年前半は「宇宙兄弟」にハマっていたんだけど終わってしまって寂しかったんです。

 

ところが2ケ月ほど前に偶然見た「3月のライオン」に、今すっかり夢中。

 

これは中学生でプロ棋士になった少年の将棋と青春を描いたもの。

 

毎週録画して楽しみに見ています。今夜もわくわく。

いのちぼうにふろう

2017年1月21日

 

年末から新年にかけて、色々網代の母の為の用事が多く、かなりの日にちを網代で

 

過ごしていました。忙しい合間に唯一の娯楽はケーブルテレビのムービーチャンネル

 

で映画を見ること。古い洋画や日本映画、それに懐かしいアニメと色々見ましたが、

 

一番感動したのは「いのちぼうにふろう」私の大好きな小林正樹監督作品。

 

原作は池波正太郎「深川安楽亭」なのだけれど、もう完全に小林作品になってるのね。

 

俳優座がタッグを組んだ白黒時代劇で、役者さんは懐かしい人がたくさん出ていました。

 

他の時代劇も評判の良いものを選んで見たんだけれど、なんか違う!これ見ちゃったか

 

ら当分他のでは満足出来ないだろうなと心配になるくらいです。

クラッシュとエル・シド

2016年12月 6日

映画館に行きたい行きたいと思いながら、実行出来ずにいる。

 

相変わらずケーブルテレビの映画チャンネルで見るという事になっている。

 

最近見たのは「クラッシュ」2005年にアカデミー作品賞脚本賞を取った映画。

 

アメリカって本当に人種のるつぼなのね。ここに出てくる主な登場人物だけでも

 

黒人、白人、メキシコ系、ペルシャ系、ヒスパニック系(スペイン語圏の中南米の人

 

の総称らしい)、それに韓国系(映画では中国人って間違えて言う台詞がある)

 

みんな少しでも良い生活をと必死に生きているし良心だってあるのに、何かで衝突

 

すると隠れていた闇が~差別と偏見と卑屈と憎悪~他を傷つけ自身をも苦しめる。

 

貧しい黒人青年にカージャックされた裕福な黒人が言う。

 

「お前の行いはお前を貶めているだけでなく、俺達みんなを貶めているんだ」

 

もう11年も前にこんなに現実を直視した映画が作られていたんだ。凄い映画だった。

 

もうひとつ見たのは、1961年の伊米合作映画「エル・シド」

 

チャールトン・ヘストンとソフィア・ローレン主演の豪華娯楽大作。

 

ヘストンは超逞しく、ローレンは超スタイルが良い(胸は豊かでウエストが細い)

 

戦闘場面はスケールが大きくてしかも風景が美しい。誠に古き良き時代の映画。

 

「エル・シド」は実在の英雄から題材を得ている。キリスト教徒とイスラム教徒を

 

手を組ませて敵に勝利しスペインを救った人物の尊称がエル・シドだという。

 

歴史に学べとはこのことだろう。

 

トランプさん、古き良き時代がお好きでしょう?「エル・シド」見てください。

 

 

関川秀雄

2016年6月21日

 

ようやく時間がとれて、録り貯めておいた映画を見た。

 

今日は日本映画チャンネルで、「あの空の果てに星はまたたく」題名がちょっとひいちゃうよね。

 

蔵出し名画座~TV初放映ってうたっているし、俳優さんがなんとも懐かしい名前ばかりだから、

 

ま、見てみようかと軽い気持ちでみたんだけど、いや~、見て良かった。

 

青春物っていってしまうには勿体ない見事な青春物だ。当時はまだ十代だっただろう丘さとみ主演、

 

結核で死んでしまう兄の役が千葉真一、そしてナント恋人役は私はアニメ主題歌の歌手としてしか

 

知らなかった水木穣、みんな若くて無名だっただろう。

 

監督は「関川秀雄」名前はよく知らなかったんだけど、あの「きけわだつみのこえ」「ひろしま」を録った

 

人だったんだとわかってびっくり!脚本は「新藤兼人」どうりでね~、、、、

 

なにが心に一番残ったかというと、若者に対してとても愛情を持っているところなの。

 

貧しい漁村を舞台に、都会に出て行く若者と島に残る若者の青春を描いている。

 

時には道を踏み外したり、生活苦の末に病気で死んでしまったり、家族の為に恥ずかしい仕事も耐

 

えていたり、青春というにはあまりに過酷な現実にうちひしがれる若者達。それでも恋はいつでも美しく

 

そして、なお立ち上がり真っ直ぐに生きていこうとする若者達がいる。

 

こんなに愛情をもって若者を語る監督が他にあろうか。私はその一点だけでも「関川秀雄」の名を心

 

に刻んだ。1962年の作品だという。こんなにまだ日本は貧しい時代だったんだ、でも確かに「あの空

 

の果てに星はまたたく」時代だったんだ。そう思うといとおしい日本だ。いやいとおしい日本であってほし

 

い。1962年に若者だった人達よ、思い起こしてみてほしい、自分の青春時代を。

 

きっとあなたも貧しく、挫折し苦しんだ事もあるでしょう。そこから立ち上がった若者の一人だったはず。

 

そうして日本を愛してきたはず。きっと今からでも遅くない。もう一度愛を取り戻そう。

 

あの頃、関川秀雄が若者達に抱いていたような愛情を、今の若者にあなたも注いで欲しい。

 

 

センチメンタル・アドベンチャー

2016年6月 8日

 

今の私は時間が細切れにしかとれないのですが、そんな日々の中で、ケーブルテレビで録画しておい

 

た映画を見るのが唯一ゆっくり出来るひとときです。

 

クリント・イーストウッド監督主演の「センチメンタル・アドベンチャー」は、久しぶりに引き込まれてしまい

 

ました。1980年代の製作っていうから監督を始めてから間もない作品ですが、とてもいい感じ!

 

胸にせまる物があり、また後味もとても良くて、しばしセンチメンタルに浸っていました。

 

しがないドサまわりのカントリー歌手が、まだ少年の甥を道連れに、ナッシュビルのオーディション番組

 

を目指して旅をして行くのだが、車は壊れるし、詐欺には引っかかるし、あわや監獄入りかと、様々な

 

とんでもない事件に見舞われながらも、なんとか頑張ってやっと目的地に着いた時、実は主人公の歌

 

手はすでに余命いくばくかという結核に冒されているのを少年は知る事になる。

 

少年の「治療して」という懇願を拒否して、彼は歌い続け歌い切って亡くなる。

 

人生の後悔や愛の想い出を胸に抱いて、、、

 

最後までアドベンチャーだった叔父の形見のギターを少年は大切に抱えて、

 

きっと、今度は少年が「センチメンタル・アドベンチャー」になるんだろう。

 

考えてみると、私もセンチメンタル・アドベンチャーのひとりなんだと思う。

 

人から見れば駄目な事ばかりをやり続けているし、いつも貧乏で時間に追われているし、それでも歌の

 

中の一節「俺にはギターと夢がある」、、、ほらね、「私にも歌と夢がある」